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2024年7月3日 鳥取県議会6月定例会にて議員提出議案第4号(政治資金に関する透明性確保を求める意見書)について提案説明をいたしました。
その提案説明内容を紹介いたします。
〈議員提出議案第4号(政治資金に関する透明性確保を求める意見書)提案説明〉
民主とっとりの浜田妙子です。議員提出議案第4号について提案説明をさせて頂きます。
新一万円札が今日から発行です。お金は人生を豊かにもしますが、足をすくわれることもあり、お金とのお付き合いはこの時代基本をわきまえたいと強く思います。

新しく登場の渋沢栄一さんの思想は「道徳を重んじ儲け過ぎはいけない」「利益は社会に還元するものだ」とのお考えで、その教えは「自分だけでなく周りを含め幸せにすること。自分の利益ばかり追う社会になってはならない。つまり、経済と道徳を一致させよ。」と。
今、その教えが世の中に広まって欲しいと強く願います。
世界有数の貧困大国になった日本。そんな時、また政治とカネの問題に向き合わねばならなくなりました。
40年前のリクルート事件を思い起こします。
この時、贈収賄、政治資金、裏金、政治倫理の欠如と様々な言葉が飛び交い政財界を揺るがした政治とカネの問題は抜本的な政治改革が求められ、竹下内閣は総辞職に追い込まれました。この時、心ある若い国会議員が改革に立ち上がりました。そして改革が進みました。
それなのにまたまた起きた政治とカネの問題。この度も私の周辺でお話を伺うと自民党改革に強い意志を示される議員の皆様が結構いらっしゃいました。「鳥取から新しい自民党、日本をつくる。公平、公正で正直、誠実で親切な自民党を!!」と党改革を訴えられ、それを後押しする仲間の皆様も多くいらっしゃることを知っています。
党改革を訴えられ、政治資金の出入りを明確にし、二度とこの様なことを起こさない。信頼される為の行動をしたいと。失いかけている政治への信頼を取り戻すとおっしゃいます。
私たちは税金を使わせて頂き仕事をしています。
権者は国民。その皆様が納得されるための行動を鳥取県から共に起こしたいと願います。
当たり前のことを当たり前に行動するための意見書です。
政治資金規正法はリクルート事件の後改正が行われ、この度も改正されましたが、政策活動費の公開が何故10年先なのか?などなど先送りする項目が多すぎるのです。
信頼を真に取り戻すためにスピード感を持って主権者の納得を得るためにもう一度改めて申し上げます。
政治資金パーティーに関する収入の一部が政治資金収支報告書に記載されていなかったことが判明し政治資金規正法違反として立件され、政治資金に関する取扱いが連日報道され、政治に対する不信感が国民の間に広がっています。
政治資金規正法は、政治資金の収支の公開等により政治活動が国民の不断の監視と批判の下に行われるようにし、政治活動の公明と公正を確保することで民主政治の健全な発達に寄与することを目的としています。この法の趣旨から逸脱した政治資金の取扱いが指摘され、政治のあり方さえも問われている今回の事態です。本会議としても見過ごすことはできません。
よって、国におかれては、今回事案の全容解明によって政治に対する不信感の払しょくに取り組むとともに、政治資金規正法の本旨に立ち返り、政治活動の自由と調和にも配慮しつつ、政治資金パーティーや政策活動費に係る収支の透明性を確保するため、政治資金の取扱いについて、普段の見直しを行い、スピード感を持って政治に対する国民の信頼回復に誠心誠意取り組むよう、強く要請します。以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出するものです。
皆様の思いも共有し、当たり前のことを挙げさせて頂きました。鳥取県議会一丸となって臨めることを願っています。
皆様のご賛同をお願いします。



2023年5月10日 鳥取県議会5月臨時議会にて新しく就任された浜崎晋一議長、野坂道明副議長に祝辞を述べました。

その祝辞の内容を紹介いたします。
新正副議長への祝辞

令和5年度5月臨時議会 浜田妙子議員祝辞

只今ご就任されました第88代鳥取県議会議長 浜崎晋一議員、第82代鳥取県議会副議長 野坂道明議員。お二人に対し僭越ではございますが、年長の故を持ちまして私から心からのお慶びとお祝いを申し上げます。ご就任おめでとうございます。
図らずも私がこの任を受けるに当り改めて鳥取県議会の歩みを手繰ってみたくなりました。もともと鳥取県は明治9年に島根県に合併されており、両県から県議を出し県会が作られていました。明治14年に鳥取県が再置され、改めて鳥取県会として独立したのが明治14年。翌年第1回の鳥取県会が開かれ、定数32名の議員の中から初代議長として選出されたのが岡崎平内議員。そして副議長が遠藤春彦議員。明治15年1月27日のスタートでした。
以来、明治、大正、昭和、平成、令和と連綿と続いた鳥取県議会。この戦争の時代を含め厳しく長い歴史を刻んだ議会を思うとき、お二人の第88代議長、第82代副議長の響きの中にその幅と重みを感じない訳にはいきませんでした。改めて大いなるお力をお二人には発揮頂きますようご期待申し上げます。
その第88代議長にご就任の浜崎晋一議員は長い年月、福祉分野に身を置かれ、弱い立場の皆様への行き届いた心配りだけでなくスポーツ分野にも造詣が深く、常に生きにくさを抱える人たちへの配慮と健康への配慮をし続けて来られました。街づくりへの思いも強く、その活動は多くの皆様が期待を寄せていらっしゃいます。
第82代副議長 野坂道明議員は時代を先取りする鋭い感性をフル回転されるばかりでなく、動物愛護にかけては見えないところでともすれば見落としがちな動物たちへの配慮を持ち合わせる優しい心を秘められ頼りにされる存在でもあります。
今、鳥取県はもとより全国も、世界中が…と言っても過言ではないでしょう。支援を要する人たちへの慈愛に満ちた配慮が特に政治に求められる時代でもあります。
税金を使うに当り、自然災害も感染症も障がいや病いも、他国の紛争も然り、いつ何時私たちに襲い来るか判らない。足元には人口減少、少子高齢化、貧困等々、人の関わり方ひとつで幸・不幸が変わってくる時代です。IT社会も同じことが言えるでしょう。
この乗り越えねばならない複雑、多様化し専門対応が必要な社会の変化に対して、見えない不安へのリスク管理に地方自治はどう向き合うか問われています。
その時必要なのは、先見性と専門性に加え、優しさ、人のつながりを軸にした多くの人たちの和と信頼関係だとも思えます。
県民の皆様を主役に私たち議会がより県民お一人お一人の身近な存在であり続け、信頼される議会人としてまとまらねばならないとも思います。国と違い二元代表制である地方議会で議員一人一人が各人の持ち味を活かし、議論し、それを県民の皆様にガラス張りにして行くことで県民の皆様のお力もお借りできることになると考えます。この近年、鳥取県議会は全国に先駆けて議会改革を推し進めてきた実績もあり、議員35人の中心に居て、二元代表制を全うするため、より進化する議会づくりを目指さねばなりません。
過去約140年、苦難の中、鳥取県の議会人として、歴史を刻み、知恵を絞り、励まれた先達を見習いながら、未来を見据えた開かれた議会活動を進めるお役目としてお二人には遺憾なく力を発揮頂きたいと期待しています。
最後に今後激務が襲い来ると思います。我を忘れ、健康管理を決して怠ることなくどうぞお身体を大切に…とお祈りし激励のご挨拶といたします。
僭越にもこの様なチャンスを頂きましたことに皆様には感謝を申し上げます。ありがとうございました。

 


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